2020年10月02日

「えきなか動物園」「プラットフォームギャラリー 「展覧会の絵」」9月26日〜10月11日 みなとみらい線各駅

「Creative Railway」と称したアートプログラムが、横浜市文化観光局と横浜高速鉄道(株)、横浜創造界隈拠点の主催のもとスタートした。みなとみらい線の横浜駅〜新高島/みなとみらい21地区〜北仲馬車道地区〜日本大通り〜元町・中華街の各駅にアートをインストールし、リニアに都市をつなぐ試みだ。

BankART1929はBankART StationとBankART Temporaryがある新高島駅と馬車道駅を担当。新高島では、深海のイメージで設計されたという空間に、鮮やかな色の絵画と、逆に真っ黒い画面の写真等を展示した。駅構内が広い馬車道には動物をモチーフにした彫刻群と平面作品をのびのびと展示した。他の駅も、創造界隈のアートスペースが趣向を凝らして展開している。
是非一日乗車券(460円)を購入して、駅〜駅(街から街)へのマイクロツーリズムを体験して欲しい。

*みなとみらい線は横浜の語源(?)でもある旧市街地と新規開発地区をつなぐ「横に長い浜」沿いに走る重要な路線。

「えきなか動物園」
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「プラットフォームギャラリー 「展覧会の絵」」
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2020年09月18日

都市と仮囲い 2020年9月18日

今回の川俣氏の作品の素材の選択は、新高島地区、北仲地区のあらゆる場所でみかける平板鋼板で囲まれた工事中の空間から引用だという。確かに、BankART Stationがある新高島地区は、まさに大規模建築の工事中だらけだし、川俣さんが下見にこられた時期の北仲地区もほとんどが仮囲いで、入ること、見ることができない場所が多かった。

川俣氏は、活動初期の頃から、廃材(木材)を使ってのインスタレーションを続けており、いつも「工事中」なのだが、反転して、実際の町で建てられている木造家屋の構造が、川俣氏の作品のように見えてきたのが懐かしい。あれから既に40年以上経過しており、都心部では木造の棟上げはほとんど見る事はなくなった。仮囲いの中で作られていくRC造や鉄骨造の現代建築。街行く人は、囲いの表面をなぞるだけで、その内側には興味を示さない。棟上げのときに皆でおこなった「もちまき」という祭りも存在しない。都市は知らない間に誰かに占有され、忘却された空間だけが積層していく。川俣氏はこうした現代都市の風景を否定するわけでも肯定するわけでもなく、閉鎖された空間を盗み見し、挿入し、共有していこうとする視線と勇気を与えてくれるのだ。


■BankART Temporary外部
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■BankART Temporary内部
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■馬車道駅構内
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■BankART Station
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黄金町バザール2020出品作品
さくらアリス《町にいる一人になったアクション》2020年、サイズ可変、映像
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※たまたまWEBでみかけた黄金町バザール地区の写真。紙面にあった写真は、まさにこの平板鋼板(京浜急行の高架下仮囲い)を背景に移動するアーティストの作品の写真だった。
「川俣さん、ここでもやっているのか」と思ってしまった。
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2020年09月12日

BankART LifeY - 「都市への挿入」川俣 正展について 2020年9月12日

ヨコハマトリエンナーレ2020連動の「都市への挿入 川俣 正 BankART Life Y」がスタートした。日本最大規模の展覧会と協働するにあたり、BankART 1929がセレクトしたアーティストは川俣正という一人のアーティストだ。複雑な様相を呈しているヨコトリ本体に対して、単純明快でいこうと考えたからだ。川俣氏の作品が単純というのではない。むしろ氏の作品は、緻密に組み立てられた構成は驚くほど複雑だし、遠い場所(空間/時代)をみているし、そう簡単に理解できるものではない。とはいえ、氏の作品は、理屈ぬきに都市の中(あるいは社会の中で)にはっきりとした立ち位置とメッセージをもっており、誰もが強いインパクトを受ける作品なのだ。

特設ブログから垣間みることができるように、生みの苦しみが連続のプロジェクトではあったが、設計、施工チーム、グラフィック、web担当、映像、写真、コーディネートスタッフ、アルバイト、横浜市文化観光局、整備局、環境創造局、横浜高速鉄道(株)、その他関係者各人がそれぞれの立場で全力をつくしてくれたおかげで、なんとか実現にこぎつけることができた。

ただ、展覧会は9.11でスタートしているのにチラシの表紙を飾る作品はまだ着手されていない。9.14朝から、元気よくつくり始めるので見守っていただきたい。これから台風もあるし、まだまだハードルがあると思うが、ひとつずつ丁寧に乗り越えていきたい。出来上がった作品は少し派手かもしれないが、それを支える日常は極めて淡々とした営みなのだ。

■BankART Temporary内部
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■馬車道駅構内
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■BankART Station展示風景
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■BankART Temporary外部模型
制作は9/14からスタート
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2020年09月11日

川俣展 リモートオープンミーティング 2020年9月11日

9月11日(金)18時45分から45分程度、川俣正展のオープニングパーティではなく、「オープニングミーティング」をリモートで行った。乾杯は、ワイン、ウーロン茶、ビール等、60ミリ程度の小さなカップ一杯のみ。文化観光局局長神部氏、川俣氏のトークの後、参加者に自由に手をあげてもらい、遠くに住むチャーミングでたくましい恋人に各々が挨拶とエールを送った。

動画はこちらからご覧ください。
http://bankart1929.com/life6kawamata/#archive


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右:設計 鈴木事務所 鈴木雄介氏
中:鈴木事務所 レオ・アレガー氏
左:施工チーム代表 株式会社 豊国 甲斐 康生氏

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横浜市創造都市推進課 文化観光局局長 神部 浩氏

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村田 真氏

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2020年08月02日

BankART AIR at Temporary 2020 OPEN STUDIOスタート 7月23日〜26日、7月31日〜8月2日

1ヶ月半ほどの短期AIRプログラムにもかかわらず、参加者の作品のレベルは高く、完成度が高い作品も見受けられた。
キャンバスいっぱいに展開した彩色豊かなバラの絵画は樋口昌美さんの作品。壁一面を覆い尽くすドローイングやオブジェを制作していた堀江和真さんと
建築家、足立真輝さんとのコラボレーション。コロナ禍の中、朝早くから夜遅くまで黙々と仕事をすすめているクリエイターたちの姿は頼もしく感じられた。美術館やギャラリー、横浜市の方々や近くの住人の方等、多様なお客さんが来館された。連日開催したアーティストトークも満席で、トーク終了後も閉館まで交流を楽しんでいる様子が印象的だった。

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樋口昌美

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堀江和真

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足立真輝

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2020年07月25日

アイムヒア プロジェクト|渡辺 篤「修復のモニュメント」 2020年7月26日まで

2月下旬にオープンした本展はコロナ禍の影響で休止。6月1日に再スタートした。

「ひきこもり」をテーマに様々なプログラム行ってきたアーティスト渡辺氏。今回は、さまざまな「ひきこもり」の経験がある人と関わりながら、多様な造形物を制作展示した。誤解を恐れずにいうと、そのプロセスをドキュメンテーションとして展開した展覧会である。コンクリートの造形物を破壊し、金継ぎにより再構築された作品群。金継ぎの手法は、破壊と修復の痕跡を明確に辿り、強い視線で我々に迫ってくる。コロナ感染で、ひきこもることを余儀なくされた多くの人たちは、渡辺の試みをどのように受け止めるのだろうか?

今回の展覧会で刊行した作品集『I’M HERE』を手にとって欲しい。「他者」と「共感」について、思考を深めてくれる1冊となっている。

購入はこちら

http://www.bankart1929.com/bank2020/book/0_watanabe.html

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2020年07月18日

BankART Temporaryの空間  2020年7月18日

Stay home、家にいるのが安全、パソコンと携帯だけをたよりに、引きこもり状態で過ごす日々が続く。身体も心もいつのまにかどよーんとしてきて、なまっていて、心から笑う事ができない。
そろそろミニマルな散歩ぐらいはと、おそるおそる考えている人に、緑陰図書館と命名した竹音と光と影だけが充満するやさしい空間をプレゼントしよう。
ここで何ができるわけでもないが、天井の高いクラシック空間とアーティストたちの饗宴は、コロナ感染の包囲網と長雨の憂鬱を束の間、忘れさせてくれ、肩の力を取り除いてくれるはずだ。

■映像はこちら
「緑陰図書館2020」松本秋則+高橋啓祐
撮影・編集:本田孝義
https://youtu.be/5BfVnPLuTxU


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2020年06月29日

横浜新市庁舎 2020年6月29日

2020年6月29日、横浜市新市庁舎がスタートした。馬車道駅に直結し、新しく出来たさくらみらい橋で桜木町駅にも直結という利便性を完備している。
横浜のまちづくりに深く関わってきた槇文彦氏設計による31F建ての新市庁舎には、商業施設、保育所、金融機関が入居。また、1Fのアトリアムや3Fの市民ラウンジでは、市民が集い、自由に時間を過ごすことのできる場所も用意されている。関内地区に約60年間、時を過ごした旧市庁舎と職員増員に伴う周辺ビルへ分散していた市役所がひとつにまとまり、道路を挟んで開発された帝蚕倉庫群の再開発とともに北仲地区の新しい横浜の顔となっていくだろう。

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写真:森日出夫
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2020年06月19日

「BankART Temporary」オープン 2020年6月19日

台湾横浜交流レジデンス2019の細淵太麻紀さんによる報告会
松本秋則+高橋啓祐の1Fホールでの展覧会
3Fに入居しているAIRプログラム2020の11チームのクリエイターの紹介
ワンイヤークリエイター(ロングステイ)の紹介
以上のオープンプログラムで、BankARTの古巣、「BankART Temporary」は静かにスタートをきった。2019の年末、急な話でこの第一銀行の話がすすみ、コロナ感染の問題もあり、時期は遅れたが、6月19日にはなんとか新しい拠点としてデヴューすることができた。とはいえ、案内はいつもの1/100程度しか送付できず。人が集まらないかと、ドキドキだったが、多くの知己、旧友が三密すれすれ状態で集まってくれ、楽しい会になった。
BankART1929は、BankART Studio NYKの2018年の解体以降、根本的な再編を現在も余儀なく行っていて、ホーム、シルク、R16、station、そしてTemporary等の様々なレベルでの再構築は、今後も続いていく。
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2020年05月19日

BankART Temporary(ヨコハマ創造都市センター)OPEN!

BankART1929が始まった際に活用したのは、1929年生まれの旧第一銀行と旧富士銀行(現在の東京藝大)のふたつの建物だった。旧第一の方は、「BankART 1929 Yokohama」、旧富士銀行の方は「BankART 1929 馬車道」と命名。2004年のことだ。
諸事情があって「BankART 1929 馬車道」はすぐに東京藝大に譲り、「BankART 1929 Yokohama」の方も、2008年度でBankARTとしての活動は終了した。
2020年度、再び諸事情があって、一年限定のプログラム「BankART Temporary」が、4月から静かに始まっている。新型コロナ感染の事情もあり、現段階では展覧会という体裁はとれないが、雨風をしのげる街の中の通り道のような場所として、利用していただければと考えている。
竹と音のインスタレーションは松本秋則さんの作品。
暗くなったら建物内外に映し出される映像は高橋啓祐さんの作品だ。
この古典建築に似合いそうなBankARTに関わりのある作家たちの生き物も徐々に配していく予定だ。
密度と会話と欲望を遠ざける都市の中で、どのようにアートが街いく人と会話を続けられるかのささやかな試みだ。


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BankART1929 Yokohama|2004年

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BankART1929 Bashamichi|2004年

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旧第一銀行|1929年頃

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BankART1929 Yokohama Opening|2004.3.6



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