2016年12月02日

柳 幸典ゼミ 懇親会

現在展覧会を開催中の柳幸典さんのバンカートスクールの懇親会を行った。
今回の柳ゼミは、毎回ゲストがあり、聴視者(参加者)を広くビジターとして受け入れたので、正規のゼミ生と柳さんが話す機会がほとんどもてなかった。そこで追加というわけでもないが、簡単な懇親会の場を設けた。
とくに新しいことは何もなかったが、
柳さんも、ゼミ生も、緊張感の続く対話の連鎖8回から解放されて、身内だけの
おだやかな、朗らかな、楽しい宴を楽しんでくれたように思う。

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2016年11月29日

現在開催中の「柳幸典」展について

現在開催中の「柳幸典」展の観覧者数がのびない。展覧会の評判は、見ていただいた人の感想、twitterなどから察するに頗るいい。またプレスも、神奈川新聞はもちろんのこと、ほとんどの全国新聞に展評が掲載され(される)、また雑誌にも数多く取り上げられている。

なのに、一日の観客数が目標の半分にもまだみたない。入場料が少し高いという意見があるのは知っている。また、子どもたちには、ちょっと敷居が高いかもしれないとも思っている。気づいていないこちらの不備もあるかと思う。

でも、とも思う。

もし、この展覧会で人が興味をもってくれなかったら、これから、一体何を提示すればいいんだろうと。手前味噌になるが、柳さんもBankARTも、様々な意味で、渾身の力を振り絞って開催した展覧会だ。
会期も一ヶ月をきった。これからも、お客が入ってくれるためにできることはなんでもしようと思う。是非、見てほしい。そして応援をお願いしたい。

レビュー[途中経過] http://bankart1929.com/archives/1214

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2016年11月19日

「2016 AR TOWNS International Conference」@ 済州島(2日目)2016年11月19日

カンフェレンス翌日はオープンフォーラムとして、チェジュ市中のアートスペースの見学。
最初に行ったのは、海のゴミや漂流物を回収して、アクセサリーなどのアートワークに変換している工房、JAEJUDOJOA。
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中盤に行ったのは、チェジュ市が現在レジデンススペースとして改修している工事中の建物。
その足元にあるストリートに面した建物群は、空き家ばかりだったのをチェジュ市が買い取り、アーティストが1階部分をショップやアートスペースとして運営しているという。
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チェジュの典型的な住居の形式を残したカルチャースペースYang。
Yangはチェジュでは「やあ!」という挨拶の言葉。
写真右手前が母屋でレジデンススペース、左が離れでギャラリースペース、奥が納屋で事務所スペースになっている。
ギャラリーでは先日まで滞在制作していたベトナムのアーティストの展示をしていた。
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チェジュでは石積みの塀が、畑や、住居やお墓などの敷地の境界につくられている。
アイルランドのアラン島にも同様の石塀が連綿と続いていたのを思い出した。
どちらも大洋に面する小さな島で、ふきすさぶ強風で畑の土がとばされないようにとつくられる手積みの塀。
あいにくの天気であったが、チェジュの風土を少し知ることができた。
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2016年11月18日

「2016 AR TOWNS International Conference」@ 済州島(1日目)2016年11月18日

韓国チェジュ島のJeju Museum of Artで開催された「2016 AR TOWN」の国際カンファレンスでBankARTの活動について話しをしてきました。
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カンファレンスの後は、同美術館内ではじまる「2016 AR TOWN」の展覧会のオープニングパフォーマンスと、レセプション、内覧会。
レセプションで挨拶をする、ディレクターのソ・サンホさん
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AR TOWN というのは韓国内のノンプロフィットアートスペースのネットワークで、これまで韓国内の様々な都市で、展覧会やミーティングを重ねてきており、今年はここチェジュでの開催。
展覧会は、チェジュ島内にある15のオルタナティブスペースを紹介するアーカイブ部門と、韓国中のオルタナティブスペースが作家を一人選んだというグループ展部門で構成されていた。
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BankARTにレジデンス経験のあるArtspace Boanのチャンパさんキュレーションの作家の作品。
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パジュのアートスペースHueからは、BankARTではおなじみのチェソンさんが参加。
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2016年11月17日

「Dialog - 柳 幸典との対話」Vol.8「ノマド世代の共闘」田中功起 2016年11月18日

最終回のゲストは、今年水戸芸術館で個展を行った作家、田中功起氏。田中氏は、予備校時代に水戸芸で柳氏の作品を初見。現代美術というジャンルの出会いのきっかけとなったとのこと。
今回は、世代は違うが「アメリカから見た日本のアート」を知る二人を通じ、社会とアートをテーマに田中氏が柳氏にインタビューするような形式で話は進んでいった。
現在、若手を含めた社会的な表現についてどう思うかという問いに「本当は平穏なときに戦っていかなきゃいけない」と述べる柳氏の発言から、日本という国を30年間見続け、戦い続けた柳氏の覚悟をより認識することとなった。質疑応答も多く、最後まで話の尽きない回であった。

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2016年11月11日

「Dialog - 柳 幸典との対話」Vol.7「群島へ」今福龍太 2016年11月11日

今福氏の文化人類学的視点がシナプスのように、柳氏の作品と思想に繋がっては広がり、彷徨い、またどこかで繋がるような刺激的な対話であった。
「secure(安全)」という言葉の裏には「監禁」という意味が潜んでいる。直線的最短距離を目指すしかない我々の経済社会は、結局のところこの「監禁による安全」によって成り立っている。この社会的なメカニズムと対峙することができるのは、群島的な時間軸・空間軸を浮遊し、脅迫的目的性から解放されることだと今福氏。それは「アート」に他ならないのであり、その思考のつながりこそ「群島」的だと。柳氏が島に惹かれるのは、それゆえなのかもしれない。

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2016年10月29日

Dialog- 柳 幸典との対話Vol.6「百島と尾道を巡って」 樫原 徹、八木健太郎、中尾浩治 2016年10月29日

しまなみ街道とやまなみ街道の交差する街、瀬戸内海の「尾道」を舞台に、あるプロジェクトが進行している。群島を資源として有効活用するべきだとする柳の構想を受けて、経済、都市計画系、建築系等の専門家たちがタッグを組む。現在、計画は、百島、尾道のU3、小佐木島へと広がり、海と陸を繋ぐ文化が少しずつ創世されてきている。これからもこうした「夢」や「構想」に対して、いくつものハードルがあると思われるが、中尾氏の「世界中の人がわざわざ日本に来たいと思うような価値のある場所をつくりたい」という言葉に象徴されるように、これからの日本全体の行方を牽引していくプロジェクトになる可能性を秘めている。



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2016年10月23日

Dialog- 柳 幸典との対話Vol.5「新しい世代は柳幸典から何を学ぶか」 岩崎貴宏、水口鉄人、諫山元貴、今井みはる、大橋実咲 2016年10月23日

今日は柳氏の広島市立大学の教え子が集合。ヴェニスビエンナーレ2017日本館代表に選ばれたの岩崎貴宏は、2006年から柳ゼミの助手を通して、プロジェクトの大きな組み立てから詳細までを深く学んだ。百島のプロジェクト等を担当する大橋実咲は柳の個人プロジェクトや島のプロジェクトのアートマネジメントを通して、地域との関わりの重要さを実践している。また今回のミーティングの司会を務めた今井みはるはアートギャラリーミヤウチのコーディネーターで、学生時代、柳に企画を褒められ、作家ではなくコーディネーターの道を選んだという。柳から学んだ「無いなら自分で見つけに行く」ということを今でも実践しているという。諫山元貴は映像作家としてウルトラファクトリーを受賞。アントファームに見える経済システムや犬島のエネルギー循環を体感させる柳の作品に影響を受けた。水口鉄人は柳氏の俯瞰した視点やその場にあるものを利用するところに影響を受けたという。皆さん各人社会に一人だちする時期にちょうど入っており、今後の生き方を巡り、子弟の関係が垣間みれるような微笑ましい話が続く楽しい会であった。

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岩崎貴宏

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左:今井みはる 右:大橋実咲

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左:水口鉄人 右:諫山元貴

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2016年10月22日

Dialog- 柳 幸典との対話 Vol.4  「戦争と美術」石内 都、原口典之 2016年10月22日

石内都と原口典之は70年代安保の同世代だ。直接的な学生時代の安保との関わりかたは異なるが、少なからず、作品制作の形成において、戦争が与えた影響は小さくない。
石内は「遺品というものを写す」、原口も「破壊したアメリカの戦闘機のレプリカをつくる」、という、絶妙な距離感が、彼らの制作態度を支えてきたといっても過言ではないだろう。一回り異なる世代の柳氏の活動は彼らとどう反応しているのだろうか?

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2016年10月16日

Dialog- 柳 幸典との対話 Vol.3「国際の中の柳 幸典」建畠 晢、逢坂恵理子 2016年10月16日

柳は日本からではなく、海外から評価され、国際展に数多く出品してきた作家。国際展でのトラブルは多く、作品が撤去されたり、新聞でひどく書かれ、孤高の戦いを余儀なくされることも多々あった。そんな日本人作家としてはまれな経歴の持ち主の柳氏の背景を踏まえて、国際経験が豊富なお二人が、今回の柳の作品について語った。
犬島のコンセプトプロジェクトについては、本体と比較して、メッセージを明快で多層なレイヤーで示す事ができており、純粋にアートのエッセンスを伝えることができている、と高く評価した。

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