2016年11月29日

現在開催中の「柳幸典」展について

現在開催中の「柳幸典」展の観覧者数がのびない。展覧会の評判は、見ていただいた人の感想、twitterなどから察するに頗るいい。またプレスも、神奈川新聞はもちろんのこと、ほとんどの全国新聞に展評が掲載され(される)、また雑誌にも数多く取り上げられている。

なのに、一日の観客数が目標の半分にもまだみたない。入場料が少し高いという意見があるのは知っている。また、子どもたちには、ちょっと敷居が高いかもしれないとも思っている。気づいていないこちらの不備もあるかと思う。

でも、とも思う。

もし、この展覧会で人が興味をもってくれなかったら、これから、一体何を提示すればいいんだろうと。手前味噌になるが、柳さんもBankARTも、様々な意味で、渾身の力を振り絞って開催した展覧会だ。
会期も一ヶ月をきった。これからも、お客が入ってくれるためにできることはなんでもしようと思う。是非、見てほしい。そして応援をお願いしたい。

レビュー[途中経過] http://bankart1929.com/archives/1214

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2016年11月19日

「2016 AR TOWNS International Conference」@ 済州島(2日目)2016年11月19日

カンフェレンス翌日はオープンフォーラムとして、チェジュ市中のアートスペースの見学。
最初に行ったのは、海のゴミや漂流物を回収して、アクセサリーなどのアートワークに変換している工房、JAEJUDOJOA。
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中盤に行ったのは、チェジュ市が現在レジデンススペースとして改修している工事中の建物。
その足元にあるストリートに面した建物群は、空き家ばかりだったのをチェジュ市が買い取り、アーティストが1階部分をショップやアートスペースとして運営しているという。
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チェジュの典型的な住居の形式を残したカルチャースペースYang。
Yangはチェジュでは「やあ!」という挨拶の言葉。
写真右手前が母屋でレジデンススペース、左が離れでギャラリースペース、奥が納屋で事務所スペースになっている。
ギャラリーでは先日まで滞在制作していたベトナムのアーティストの展示をしていた。
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チェジュでは石積みの塀が、畑や、住居やお墓などの敷地の境界につくられている。
アイルランドのアラン島にも同様の石塀が連綿と続いていたのを思い出した。
どちらも大洋に面する小さな島で、ふきすさぶ強風で畑の土がとばされないようにとつくられる手積みの塀。
あいにくの天気であったが、チェジュの風土を少し知ることができた。
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2016年11月18日

「2016 AR TOWNS International Conference」@ 済州島(1日目)2016年11月18日

韓国チェジュ島のJeju Museum of Artで開催された「2016 AR TOWN」の国際カンファレンスでBankARTの活動について話しをしてきました。
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カンファレンスの後は、同美術館内ではじまる「2016 AR TOWN」の展覧会のオープニングパフォーマンスと、レセプション、内覧会。
レセプションで挨拶をする、ディレクターのソ・サンホさん
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AR TOWN というのは韓国内のノンプロフィットアートスペースのネットワークで、これまで韓国内の様々な都市で、展覧会やミーティングを重ねてきており、今年はここチェジュでの開催。
展覧会は、チェジュ島内にある15のオルタナティブスペースを紹介するアーカイブ部門と、韓国中のオルタナティブスペースが作家を一人選んだというグループ展部門で構成されていた。
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BankARTにレジデンス経験のあるArtspace Boanのチャンパさんキュレーションの作家の作品。
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パジュのアートスペースHueからは、BankARTではおなじみのチェソンさんが参加。
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2016年11月17日

「Dialog - 柳 幸典との対話」Vol.8「ノマド世代の共闘」田中功起 2016年11月18日

最終回のゲストは、今年水戸芸術館で個展を行った作家、田中功起氏。田中氏は、予備校時代に水戸芸で柳氏の作品を初見。現代美術というジャンルの出会いのきっかけとなったとのこと。
今回は、世代は違うが「アメリカから見た日本のアート」を知る二人を通じ、社会とアートをテーマに田中氏が柳氏にインタビューするような形式で話は進んでいった。
現在、若手を含めた社会的な表現についてどう思うかという問いに「本当は平穏なときに戦っていかなきゃいけない」と述べる柳氏の発言から、日本という国を30年間見続け、戦い続けた柳氏の覚悟をより認識することとなった。質疑応答も多く、最後まで話の尽きない回であった。

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2016年11月11日

「Dialog - 柳 幸典との対話」Vol.7「群島へ」今福龍太 2016年11月11日

今福氏の文化人類学的視点がシナプスのように、柳氏の作品と思想に繋がっては広がり、彷徨い、またどこかで繋がるような刺激的な対話であった。
「secure(安全)」という言葉の裏には「監禁」という意味が潜んでいる。直線的最短距離を目指すしかない我々の経済社会は、結局のところこの「監禁による安全」によって成り立っている。この社会的なメカニズムと対峙することができるのは、群島的な時間軸・空間軸を浮遊し、脅迫的目的性から解放されることだと今福氏。それは「アート」に他ならないのであり、その思考のつながりこそ「群島」的だと。柳氏が島に惹かれるのは、それゆえなのかもしれない。

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