2019年11月29日

遠藤章子展〜肌理とアモルファス 開催中 2019年11月29日〜

11月29日よりBankART SILKにて遠藤章子展〜肌理とアモルファスを開催中です。

肌理と「形の意識」〜遠藤章子の進化 
金子賢治/茨城県陶芸美術館館長
遠藤章子個展カタログ寄稿文より

「前略」

それが最近また新たな次元へと進化しつつある。それは「ふれるかたち」という意識である。幾何学的秩序を伴ったカッチリとした形から有機的な不定形なふわっとした形へと変貌して行った。図版や画像で示される場合、作品は手で持ち、挟み、摘まれる。中にはその手の指の形が作品の裏側からシルエットで浮かび上がる。掌、手の甲が陽刻で表わされたものもある。この掌、甲の明らかに幼児のものである。この幾何学形態から有機形態への変貌について、遠藤は出産、子育ての影響に言及している。作ることから離れて、日々平穏に過ごすことで手一杯だったが、ときどきふとした瞬間に何かを掴んだような気持になることがあり、その時の感覚を自然に形にできたらと思ったという。

うつくしいと思うものこと
いとおしいと思うものこと
日々うつろいゆく
様々なものことのうち
いくつか記憶の底に残り
それらは久しぶりに
制作を再開したとき
ふっと意識の表面にあらわれた
ただ普通にそこにあって
触れると心静まるもの
おおげさでなく穏やかで
わずかに光をもたらすもの
そういうものであるようにと
願いながら
手のひらでつつむように
かたちをつくる

美しい詩だ。人のこまやかなでやわらかな肌理。それが作者の新たな「形の意識」となった。だから同じ丸い碗でも、幾何学的曲線のアウトラインと有機的な曲面を持つものが共存することになった。作者ならではの世界が大きく豊かに広がったのである。


ふれるかたち(椀型).jpg



街.jpg

みずうみ.jpg

空白のかたまり -air .jpg




小さい手(4点).jpg


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NIGHT TALK SYNC YOKOHAMA 2019年11月29日

横浜市主催で、11月1日〜12月27日に、イルミネーションと先端技術を活用した都市的スケールの光をシンクロさせるナイトアートプログラム「NIGHT SYNC YOKOHAMA」が開催されている。このイベントを記念してのトークイベントが、11月29日にBankART Stationで開催された。
 本企画演出を手掛けるライゾマティクス・アーキテクチャーの齋藤精一氏、本イベントのAR演出を担当するクリエイター集団・面白法人カヤックの唐沢浩介氏、恵良隆二氏(横浜市芸術文化振興財)、河本一満氏(横浜市文化観光局)といった関係者が登壇した。開催中のナイトアートイベントのコンセプトだけでなく、行政・民間が共同して創る横浜という都市のあり方や、デザインやテクノロジーの活用、横浜の夜を盛り上げるために何ができるかなど、幅広いテーマについて語られた。


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