2021年06月25日

BankARTAIR 2021 SUMMER アーティストトーク第1回

@BankART Station

コロナで不透明な現状だが、予約制でのトークを毎週末開催していく。

■片岡純也
フランス、アイスランド、台湾など海外でのレジデンスについての活動をお話しいただいた。台湾では、市場で見つけた乾燥ナマコを使い、なまこのボコボコをオルゴールの歯車としてキネティック作品を手がけた。どの場所でも制作でもツーリストの視点を重要にしているとのこと。

■秋山直子
SPRINGに続き、コーヒー(味覚)と写真(視覚)の表現を追求していくとのこと。焙煎した味に近い写真[風景]の探索、写真[風景]をイメージした焙煎の開発。双方を並行して制作しているとのことだ。

■橋村至星
平面作品を中心に活動している作家。昨今のコロナ禍でみんながマスクしている日常の風景など、日常とそこに潜む違和感を表現している。今回はオフィス街の無人のなか働くパソコンたちなどリモートワークをテーマに制作するとのこと。

■おどるなつこ
過去のAIRに何度も参加している。タップダンスで、パフォーマンスだけでなく福祉とタップダンスをつなげるプロジェクトを立ち上げ、ジャンルを横断し活躍している作家だ。今回は新潟の材木店のご協力のもと無垢一枚板をタップダンスを鳴らす楽器として展開していく。日々アトリエからも素敵な音が響いている。


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片岡純也

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秋山直子

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橋村至星

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おどるなつこ

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2021年06月06日

BankART AIR 2021 SPRING オープンスタジオ 2021年5月28〜30日 6月4〜6日

4月より制作活動を行ってきた22組のクリエイターのオープンスタジオを開催。直前まで荒々しい現場だったが、当日までには、各人きちんとプレゼンテーションし、お客さんを招き入れる空間に変換した。短いオープン期間にも関わらず、多くの関心をもったお客さんとアーティスト達との和やかな対話が続いた6日間だった。今期AIR6/8で終了し、次回は、6/14からメンバーも半分は入れ替わり、BankART AIR SUMMERとして2ヶ月間の活動が始まる。

スタジオの様子

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2021年06月04日

BankART Under35 2021 諌山元貴、菅実花 個展スタート

第三期は、菅実花氏と諌山元貴氏の個展。

ラブドールを妊婦姿で撮影した作品《The Future Mother》で注目を集める菅氏。近年制作している自身の顔を型取り作成した人形とともに写るセルフポートレートシリーズ「あなたを離さない」では、人間らしい人形と、人形らしい人間が並び映し出されており、どちらが本物なのかを謎解きするような作品だ。今回は、ストッキングをレンズのフィルターとして撮影したことで、ソフトフォーカスなイメージがより虚実の境界へと誘ウ作品になっている。

諌山氏は、広島を拠点に活動する作家。15mの壁面には、白い棒状の塔がゆっくりと崩壊していく映像が映し出されている。それと、マネキンや自身を3Dスキャンした頭部・腕・脚のパーツが台上に並べられ、観葉植物とピンクの植物養成ライトが配されたインスタレーション。この2要素がリンクして、現実世界から切り離されたような空間が出現している。長時間、この光景を眺める人も多い。

諌山氏いわく、「近い将来iPS細胞医療の発達で人間のパーツも取替可能にあってしまい、身体もそれを取り巻く環境も、終わりのある物理的な時間がなくなり、生と死の概念が無くなってしまう」とのこと。

近未来的な価値観でオリジナルを問う2人の作家、モチーフなど相似点もあるからこそ、作家の表現や、姿勢を比較して楽しんでいただければと思う。


菅実花展会場の様子

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諌山元貴展会場の様子

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オープニングの様子

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