2018年08月17日

Creative Network事業「R16 〜国道16号線スタジオ」スタート! 2018年8月17日

Creative Network事業「R16 〜国道16号線スタジオ」が8.17にスタートし、夕刻6時から入居アーティストのウェルカムパーティを開催した。
メールニュースだけの配信告知だったが、200人もの人が訪れてくれ、廃墟と化していた横浜の心臓部が、15年ぶりに活況をみせた。
R16スタジオは、最近の高架下の店舗のようにお洒落にインテリアを壁で覆った空間とは異なり、床と低い壁を施しただけの外のような空間。訪れてくれた人の感想は、「外じゃないか」、「雨風しのげるの?」とか、「トイレは?」等、予想通りの反応で、こんな場所でアートができるのだろうかと、みんな目をぱちくりさせていた。入居する側の作家も同様で、どう使っていくのか、とまどっているというのが正直なところだ。セミオープンにした理由はいくつかあるが、ここでは詳しく述べない。この場所が、1ヶ月〜3ヶ月ぐらい経てどういった構造に変化していくのかを、にやにやしながら、見守っていただければと思う。

【Creative Network事業 R16 〜国道16号線スタジオ】
旧市街地と新市街地(みなとみらい)を分つ、東急東横線(横浜駅〜桜木町駅)の廃線跡。上部は、かつて線路だった場所を2021年度までに遊歩道へ変換させる計画となっている。今回の試みは、こうした状況の中、現在眠っている高架下を活用し、期間限定のスタジオ・アトリエを挿入するプロジェクトである。位置は高島町の交差点(二代目横浜駅があった場所)から桜木町方面に続
く16ブロック約100mのゾーン。原則として制作場所としての活用だが、適時オープンスタジオ、ワークショップ等の期間を設けて、市民に対しても開いていく。

詳細はこちら
http://bankart1929.com/creative_network/


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2018年08月11日

BankARTスクール2018 妻有合宿 8月7〜11日

今年の夏も、BankART妻有で合宿ゼミをおこなった。
7日早朝に横浜を車ででて、その日は見学のみ。8日は朝、村田真ゼミ、昼は見学会、夜は開発好明ゼミ。9日は朝、松本秋則ゼミ、昼は見学会、夜は村田ゼミ。10日は朝、松本ゼミ、昼は見学会、夜は開発ゼミ。11日は、朝から見学+帰路。ゼミ終了後には、連日オプションのバーベキューや宴会も始まる。参加者は、スタッフを入れて8人程度だし、密度が濃いというか、本当に忙しいスケジュールだった。夜、横浜に戻った参加者は、久々の都会のクーラーに放心したような様子だった。

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2018年07月28日

ヨコハマ創造界隈アーティストトーク 丸岡ひろみ 2018年7月28日

丸岡さんのすごいところは、ふわっとしていて、何でも吸収してしまうところだ。いや、吸収というより、包容という言葉の方が近いかもしれない。企業がビックサイトや幕張メッセで商売として行っている展示会のような構造に近いTPAM「パフォーミングアーツの見本市」を文化交流のイベントに昇華させてしまう。この変換は丸岡さんたちの、したたかさと努力と愛情がなければ成立しないであろう。その結果、実際に海外に公演が売れるという「縁結び」の仕事もすごいけれど、この事業の成立の仕方そのものが、「縁結び」の機能をもっていて、二重にすごいなと思う。具体的にいうと、資金は国際交流基金を中心にした様々な行政機関から助成金をゲットし、施設は、KAATのような県立、BankARTやYCCのような横浜市が推進している施設等に協力をあおりながら事業を進める。国、県、市というみっつの行政機関の資金と施設をオールオーバーに駆使しながら繋げ、国際交流の舞台を構築推進しているのである。池袋から、横浜に移ってきてはや7年。これからも私たちは、もっと深く連動していきたいと思う。

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photo by Hideto Maezawa
グループ・ミーティングの様子


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2018年07月25日

BankART妻有 2018年7月25日

大地の芸術祭2018参加作品。2006年にオープンしたBankART妻有も今年で12年目。古い農家を住めるように、みかんぐみ+神奈川大学曽我部研究室とともに改造した。合併浄化槽、ウォシュレット二基、お風呂、光のインターネットと設備は整えた。建築のディテールは、BankART ゆかりの作家に直接、制作してもらった。展示物は主にBankARTのコレクション。
今年のようにトリエンナーレのある年は、BankARTのメンバーが、フル滞在してお客さんをむかいいれる。会期中50日は無休で、冷たい麦茶を来館者全員に提供する。ときには、自転車かき氷機で製造したかき氷や農家の方が差し入れて下さった野菜を提供したりする。夕刻からは、知り合いを中心にした泊まり客がある日も多い。特に今年はお盆前の一週間は、作家とともに合宿しながら、BankART スクールゼミを公式に開催するので人口密度が高くなる。ふとんやら食事やら、楽しいけど大変だ。
29日のオープンを目指して、これから数日間、準備の日々が続く。

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2018年07月14日

ヨコハマ創造界隈アーティストトーク 高橋 寛+晶子(WORK STATION)2018年7月14日

建築のチーム「ワークステーション」を主宰されるお二人に、お話を伺った。坂本龍馬記念館でデビューしたお二人は、この間、丁寧に設計の仕事を続けてこられた。横浜市仲町台地区センター等が有名だ。
また、横浜トリエンナーレ2005の建築ディレクターチームのチーフも担当された。
「何故、横浜に1988年にアトリエを構えたのか?」の質問に、「行政かなって」とぽろり。当時は、ロン毛の北沢猛がデザイン室を率いており、吸引力があったそうだ。また長い期間居を構えた大津ビルさんのオーナーも、すばらしく配慮の行き届いた方で、室伏さん、飯田さん、等蒼々たる建築家に場所を提供していた。
BankARTのスタートは2004年からだが、横浜では1988年から、第一期創造都市が始まっていたのだ。


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2018年07月07日

ヨコハマ創造界隈アーティストトーク 伊藤康文 2018年7月7日

伊藤氏は、ビルオーナーでもあるし不動産屋さんでもある。東京にもいくつか物件を所有されているが、横浜関内地区には、クリエイタたちが数多く入居している常盤ビル、伸光ビル、泰生ビル、泰生ポーチなどを運用している。運用と記したには、通常のビルのオーナーとはやや異なり、あるディレクションのもと不動産を動かしているからだ。そのキーワードが「クリエイタ」というとちょっと大げさかもしれないが、価格設定の低さもあいまって、実際に上記の4棟には、およそ60チームのクリエイタの集合アトリエが既に入居して活発な活動が始まっている。そんなこんなで関内駅周辺の飲屋ひしめく街の中に、なかなかおもしろいゾーンが形成されつつあり、市が推進する創造界隈事業の動きと連動し、街の温度が大分高くなってきていることは事実である。これから現市庁舎のリニューアルも含めて、大規模な開発が始まる関内駅周辺。大きな資本が動くときこそ、伊藤氏のような地元に密着したポリシーのしっかりしたオーナー(旦那)が、小資本だけど、何か新しいおもしろい動きをしようとしているチームをサポートし続けてくれているのは頼もしい限りである。

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トキワビルの交流会の様子(写真:福島健士)
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2018年06月30日

ヨコハマ創造界隈アーティストトーク 野老朝雄 2018年6月30日

「東京オリンピック2020」エンブレムのデザインにいたるまでの思考を今日のレクチャーでは披露してもらった。東京造形大をでて、ロンドンのAAスクールで建築系の先生につき、いろんな意味で自由に生きてきたと思える野老氏。
 5年間横浜にアトリエを構えていた野老氏。BankART Studio NYKでも、シメイビールが好きで、いつも陽気に飲んでいて、でもそれは、何かにのめりこむために飲んでいるような酒の飲み方で、とにかくとらえどころがなかったのを記憶している。そして作品はいうと、その構造は緻密だけど、アウトプットされたものは、あまりグラフィック的な印象はなく、手作りのようなやさしい感じがするのが野老氏の作品の特徴だった。野老氏の思考のベースに流れているのは、建築やデザインなのだろうか?それとももっともっと邪悪なものなのか、愛なのか?
 エンブレムデザインをゲットしたときに開催したNYKでのお祝い会。たくさんの友達、先輩、後輩、関係者が駆けつけてくれた。国家的な仕事の頂点に立った野老氏は、特に変わる事なく、ずっとシメイを飲み続け、やはり何かに取り付かれているかのように仲間とずっと話していた。

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2018年06月29日

ヨコハマ創造都市を巡るリレーレクチャー 梶山祐実 2018年6月29日

梶山氏はBankART1929スタートのときの都市デザイン室の担当者であり、その後も創造都市事業構想の創成期を支えてくれた人だ。その後、局が変わっても様々な断面で、創造都市事業を応援し続けてくださった。その梶山さんが、再びデザイン室の室長として着任されたことは本当に嬉しい。今日のレクチャーでは、横浜市の街づくりの理念から創造都市構想に至る骨子を丁寧に話していただいた。BankARTが、アートのためのアートプロジェクトに陥らず、街づくりから生まれてきたプログラムであり、歴史的な建造物を活用しながら、街を元気にしていくという理念を継続して持ち続ける事ができているのは、こうした梶山さんたちの街に対する深い愛情や理解があるからと思っている。

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2018年06月23日

ヨコハマ創造界隈アーティストトーク 小泉雅生 2018年6月23日

小泉氏は、小泉アトリエの代表として、2005年に横浜(北仲BRICK&北仲WHITE)に事務所を構えて以来、その後に続いた横浜の重要なシェアスタジオ、「本町シゴカイ」、「宇徳ビルヨンカイ」の入居者として、若いクリエイターたちを牽引してきた。東京から横浜に移転して驚いた話として、当時の副市長がすぐに事務所に視察で訪れたこと。その後も行政の方達とレクチャー、意見交換を行い、それが横浜での街での設計にもつながったという。東京とは違い、自分たちの活動が街につながっているというのが、横浜の大きなアドバンテージだと感じたそうだ。その結果かどうか、小泉氏は、「象の鼻テラス」、「横浜市港南区総合庁舎」、現在進行中の「寿町福祉会館及び寿町住宅」等を担当し、横浜の公共建築を成功に導いている。質疑応答では、現存する歴史的建造物の問題に対して意見があり、小泉氏のような実績のある人たちが率先して活用保存に対しての意見を発信してほしいという声があった。

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象の鼻パーク/テラス

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港南区総合庁舎

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寿町福祉会館(仮称)及び寿町住宅

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2018年06月16日

ヨコハマ創造界隈アーティストトーク 中村恩恵 2018年6月16日

中村氏は重要なダンサーとコラボレートした海外公演も数多く、芸術選奨文部科学大臣賞(2011)、紫綬褒章(2018)等の賞もとられているし、新国立劇場のような大きな施設でも見事な仕事をされる方だが、BankARTではむしろ小さめのものをこれまで数多くお願いしてきた。

BankART スクールでも少人数のゼミを何度が担当してもらったこともあるし、BankART Studio NYK内にレジデントアーティストとしてスタジオを設けられていたので、日頃の活動もよく目にしていたからかもしれないが、すごい人だとわかってはいるけど、気軽に声をかけさせていただき、様々な催しにこれまで参加していただいた。

今日は、なぜコンテンポラリーダンスを行うようになったかという話を生い立ちも含めて伺った。
たっているだけで美しい人で、こんな人が横浜にいるというだけで、横浜はもっと自慢してもいいと思う。
本当にこれからが楽しみな人だ。

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BankART Studio NYK 2017
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2018年06月09日

ヨコハマ創造界隈アーティストトーク 岩本唯史(水辺荘) 2018年6月9日

「水辺荘」は、2010〜11年にBankART1929主催で開催された研究会「これからどうなるヨコハマ」において、都市居住や空きビルなど12のテーマのうち、水辺をテーマに研究していた「水辺班」が中心メンバーとなって設立したチームだ。今回は、立ち上げメンバーの一人である岩本唯史氏に、当時のこと、現在のご自身の活動についてお話を伺った。横浜の水辺を「見る」から「使う」活動として、サップでの運河クルーズ、水上ヨガなどを開催。また町歩きや音楽鑑賞など「水辺カルチャー」とも呼べる新しい水辺の楽しみ方も開催し、水辺を水運交通の場としてだけでなく、人と人をつなぐコミュニティを形成する場として活用してきている。もちろんそれと同時に船の管理についての規制や維持費の確保の難しさなども経験してきたそうだ。成果としては、横浜市の政策研究誌「調査季報」に水辺荘のレポートが掲載されている。
http://www.city.yokohama.lg.jp/seisaku/seisaku/chousa/kihou/175/kihou175-078-081.pdf
2011年、国交省の規制緩和に伴い、水辺での活動がしやすくなったことを機に、岩本氏は「ミズベリング」を立ち上げ、全国津々浦々で活動している。今後の横浜の水辺の可能性については、水辺に沿った施設である新市庁舎について触れ、サップなどで通勤するという水辺活用が実現できるような提案を行っていきたいそうだ。


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2018年06月02日

ヨコハマ創造界隈アーティストトーク 矢内原美邦/高橋啓祐 2018年6月2日

BankART1929としては、ダンスカンパニー「ニブロール」としてよりも、「オフニブロール」という「ユニット:矢内原×高橋」との関わりの方が多い。
BankARTの活動初期から、多くの展示、ダンスイベントに招待させてもらったり、企画してもらったりしてきている。代表的なものだけでも15本以上を数える事ができるだろう。

2005.5 個展「public=un+public」@BankART1929 Yokohama
「台北市・横浜市アーティスト交流事業2005 派遣アーティストとして台北国際藝術村へ3ヶ月滞在
2008.5 「Landmark Project lll」@桜木町ぴおシティ
.5 アフリカ開発会議(TICAD)「アフリカ希望の大地展」 @BankART1929 Yokohama
.9〜11「BankART Life II Landmark Project IV 心ある機械たち」 @BankART1929 Yokohama
2009.12 「Contemporary Art Japan,Korea and China」@Hakgojae Gallery(ソウル)
2011.8〜11 「BankART LifeV "新・港村"」@新・港村
2014.8〜11 「BankART LifeW 東アジアの夢」@BankART Studio NYK 1F kawamata Hall
.12 「ASIA Independent Art」@Yunseul Museum(韓国・金海市)
2015.7〜9 「アートと都市を巡る横浜と台北」@BankART Studio NYK 3F
11〜12 「都市に棲む~BankART1929のアクティビティ」@光州市立美術館(光州・韓国)
2017.8〜11 「BankART LifeX〜観光」BankART Studio NYK 3F


このチームのすごいところは効率のいいところだ。矢内原美邦さんのダンス、演出は、ひとりまたはふたりで成立するようなものが多いし、高橋啓祐さんの映像も出来上がったものは複雑だが、かなり大きな空間でもプロジェククター数台程度使用するだけで成立させてしまう。このコンパクト構造が、彼らの動きを活発にし、世界に羽ばたかせているのだといえよう。(くどい説明かもしれないが、このコンパクト構造を成立させるための時間をかけた試行錯誤と明快なコンセプトがあってのことだが。)
横浜の家を拠点にしながら、世界での活動が続くこのチームには、私たちはもっとおもしろい条件の仕事を提供したいと思う。
彼らはどんな与条件でも、新しいダンス、映像空間を創成してくれると思うからだ。


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2005.5 個展「public=un+public」@BankART1929 Yokohama

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2014.8〜11 「BankART LifeW 東アジアの夢」@BankART Studio NYK 1F kawamata Hall

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2017.8〜11 「BankART LifeX〜観光」BankART Studio NYK 3F
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2018年05月26日

ヨコハマ創造界隈アーティストトーク 松本秋則 2018年5月26日

 国内外で活躍する松本氏は、現在のYCC(旧第一銀行)での「Bamboo Bank 緑陰銀行」(2006年)を皮切りに、市庁舎ホールでの作品(2008、2014年)や越後妻有、瀬戸内などの国際展、彫刻の森美術館での個展など、広い空間を使った大型のインスタレーションを数多く展開してきました。
 2010年からは、NYKの年間レジデンスアーティストとして「アキノリウム」と称した小さなアトリエを拠点に、ソウルや光州、ニューヨーク、中国の銀川現代美術館などの海外の空間での活発な活動が続きました。アトリエでは、朝9時〜17時頃まで黙々と制作されているのですが、BankARTを訪れた家族が窓を覗いているのを見つけると、サービス精神旺盛にスタジオに招いていたのが印象的です。
 トークでは、作家になる経緯から、これまでの作品アーカイブを丁寧にお話いただきました。また「文殊の知恵熱」というパフォーマンス集団の一員としても活動も紹介していただきました。
 BankART Studio NYK閉鎖に伴い、現在は神奈川県郊外に引っ越されましたが、引き続き、元気に作家活動を続けられています。BankART1929でもまた、仕事をお願いするつもりです。



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BankART Yokohama 「Bamboo Bank 緑陰銀行」(2006年)

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市庁舎ホール(2008、2014年)
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2018年05月19日

ヨコハマ創造界隈アーティストトーク 開発好明 2018年5月19日

BankART Studio NYKに長期間、アトリエを構え、数多くの発表を続けて
こられた開発氏。今日も、氏らしく、これまで行った仕事の全容を誠実に語ってくれた。氏の作品紹介のかわりに、活動をまとめた小冊子「ひとり民主主義」からの文章を引用する。

開発好明は、ひとり民主主義者である。ひとりで行なうということと、民主主義という言葉は相反するように思えるが、開発はこの間ずっと、この相反するテーマに正面から取り組んできたといえよう。みんなを巻き込むような作品をつくりながらも基本的には淡々とひとりで作業を進め、決して運動体としての作品にはしない。あくまでも個人のささやかな営みとして、正義に対してアプローチし、規制に対してレジスタンスする。開発の最近のプロジェクト全てに、こういった「思想」が底流しているといえよう。

例えば、一年後に送られてくる郵便システムを構築した、「未来郵便局」は、未来への自分、友達との約束のプログラムだ。一年後、今の自分や友達とどういう信頼関係が結ばれているか。同じ気持ちで関わることができるかどうか、そうあって欲しいという気持ちが一年後まで封印される、極めてデリケートな約束(=民主主義)のプログラムだ。『あなたの思い出を一年後のあなたに届けます。あなたの気持ちを一年後の友達に届けます。手紙は一年後にポストに投函され、未来のあなたや友達に届きます。配達員 開発好明 2011』

福島原発20キロ地点に掘建小屋をたて、宿泊の招待状を衆参議員700名に送った「政治家の家」。『誰も住む事が出来なくなった場所が日本に存在している事が本当に悲しかった』と語る開発が、極めてストレートにアクションしたこのプロジェクトは、民主国家の代表者に対して、リアリティ(=民主主義)を奮い起こさせる静かで孤独なプログラムだ。実際に宿泊したものはいなかったが、週刊ビックコミックスピリッツ『美味しんぼ』というメジャーなマンガで大きく取り上げられ、話題になった。

トラックにアート作品(様々な作家の作品)を詰め込み、西日本から東日本へ移動しながら行う展覧会「デイリリーアートサーカス」。4年間で都合150日も開催した奇跡の美術館だ。地域で募金活動を行い、収益金は全て東日本大震災の被災地に寄付。この継続性(=民主主義)は誰もが真似できるものではない。ここでも開発のひとり民主主義が貫かれている。

「誰もが先生、誰もが生徒」を合言葉に、東京都の離島三宅島で行なわれた「100人先生」プロジェクト。先生と生徒、教える側と教えられる側の反転。選ばれた人間が選んだ人間を支配するだけの構造は民主主義ではない。いつでも政権は交換(=民主主義)される。この本質がこのアノニマスなプログラムの中には埋め込まれている。

空き地を畑へと転換させ、その中央に地下スタジオを作り、会期中モグラの格好をした作家が、地域や展覧会関係者を招き、連日生放送(ustream配信)を行なった「モグラTV」も極めて民主主義的なプログラムだ。放送局というパブリックな空間をモグラという動物の姿をかり、ユーモアとボトムアップ性を全面的に打ち出すことで、メディアのもつ権威性をはぎ取り、原点の姿に引き戻す作業を行なっているともいえよう。ユーモアとボトムアップ(=民主主義)は開発さんの作品に共通する財産だ。

詩人、吉本隆明が戦前、軍部の台頭の中、戦争に巻き込まれていく人たちに対して、放った言葉(詩)は、今でも個人と民主主義の関係を痛いほど考えさせてくれる。

『ひとりっきりで耐えられないから 
たくさんのひとと手をつなぐというのは嘘だから
ひとりっきりで抗争できないから
たくさんのひとと手をつなぐというのは卑怯だから       
ぼくの孤独はほとんど極限に耐えられる
ぼくの肉体はほとんど苛酷に耐えられる
ぼくがたおれたらひとつの直接性がたおれる
もたれあうことをきらった反抗がたおれる』

            『転位のための十篇』から       

民主主義とは、皆で手をつなぐことで生まれる運動体ではなく、たったひとりの具体的なアクション(作品)が、具体的に他人を動かし、連鎖反応を引き起こしていく現象だ。そういった意味において、開発好明のひとり民主主義は民主主義の本質を往くプロジェクトだといえよう。


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A4変形判カタログ ¥350+税

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政治家の家

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100人先生


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2018年05月18日

ヨコハマ創造都市を巡るリレーレクチャー 山野真悟(黄金町バザールディレクター)2018年5月18日[金]

Creaitive Network事業がはじまった。横浜市における13年間の創造都市政策の歩みを、レクチャーやアーティストトーク、スタジオワークス等を通して、一年間、検証してみようというプログラムだ。
レクチャーシリーズは、これまで形成されてきた創造界隈の拠点のリーダーから、その拠点でお話を伺うという、人も会場もリレーされていくプログラムだ
ただ、拠点だけだと運営側の6チームだけの論理になってしまうので、創造都市のフレームを構築評価してきた行政マンや有識者にもご登壇いただくようにした。さらに、横浜市の直接的な事業ではないが、創造界隈を形成しきている、民間、財団などの関係者もお誘いした。

今日はその初日にあたり、黄金町の山野さんにご登壇いただいた。場所は、黄金町の黄金スタジオ。みかんぐみの設計による京急の高架下の建物だ。山野氏はいつにもまして、丁寧に行われてきた事をお話くださり、とても好評だった。欲をいえば、もうすこし突っ込んで、いろんなエピソードを引き出すべきだったかもしれない。

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2018年05月17日

BankART school 2018 鈴木理策ゼミ「なぜ写真か?」2018年5月17日

BankARTスクールがはじまった。
ここ当分は、この新しく相生町にオープンした「BankART Home」が、スクール開催の仮の住処だ。午後7時30分、ドアを閉じて、厳かにゼミをスタートする。この小さな拠点は、これまでの河岸にあったような静かな場所とは真逆、飲食店がひしめく繁華街にある。ファーサードのガラス面には、帰路につく人、飲み屋に向かう人たちの影がひっきりなしに続く。
今回、プロジェクション画面をリア(道路側)、とフロント(内部空間側)双方向から見えるように配してみた。中で行っているゼミの様子を外を歩く人にも少し感じてもらうためだ。
さて、外の人たちの反応は?ゼミ受講生は?
ゼミ終了の9時。ドアは開かれ、夜の人たちが、混ざり始める。



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外からはこんな感じです

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2018年04月22日

2018年4月22日

BankART Studio NYKにあった全てのものが撤収された。
廃棄したもの、新しい場所へ引越させたもの、取りあえずとりおきするもの、妻有にもっていくもの。
本で18万冊、資料系の本棚が21m分、家具は270台、その他、大きなパネルや作品群等々、なかなか大変だった。ふー。
現在は、新しく構築する場所の整備とプログラム作成に入っていて、日常をとり戻しつつある。
でも、本当はこれから。これから獲得すべき、本格的なスペースを目指して、準備、計画に入っていかねばならない。まだいろんなことが見えていない。
見えていないけど、進めていこうと思う。
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2018年03月31日

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2018年03月29日

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2018年03月24日

3月24日

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